債務整理情報局

自己破産申立における違い

自己破産の場合は、地方裁判所への申立となります。 そうとなれば当然司法書士には、訴訟代理権がないということになりますよね。 司法書士は書類の作成で申立人をサポートするのみということです。 これは「本人訴訟支援業務」とよばれるもの。 あくまでも申立は本人が行うという形です。

自己破産の手続きというものは、裁判所との対応を当然求められます。 これがかなり複雑なのです。 このように複雑な対応を、本人が行うということはとても大変です。 もちろん司法書士は書類を作成するプロフェッショナルですから、その書類などの作成においては全く心配することはありません。 しかし申立人本人が裁判所との煩雑な対応と手続きをこなしていくということは、相当の労力を要します。 この本人申立が破産手続き全体に占める割合は、司法書士に依頼したものも含めても0.4%にも満たりません。

それだけでも「なぜ弁護士に依頼する人が多いのか」ということが知れるものではありますよね。 それが苦にならない場合、これは司法書士への依頼でも構わないのではないでしょうか。 平日に自ら赴き裁判官との面談も行うというのであれば、そこに不都合はないと思われます。 実際支払う報酬としては自己破産において、弁護士が30万から高いところで60万と高額に対し、司法書士では15~30万。 ほぼ倍ですよね。 弁護士へ依頼すると、手続きのほとんどを任せてしまうことが可能です。

弁護士との話し合いは何度か詰めて行うことになりますが、裁判所のように「平日の9時から5時まで」と決まっているわけではありません。 担当弁護士とのスケジュールが合わない時でも、通常事務員さんが対応し漏れ無く担当弁護士へ伝えてくれるということでも、効率よく対応されます。 日時への配慮を、弁護士側がしてくれることでしょう。 これが報酬金額の差であるとも言えます。

そのため申立から免責までの時間が、大層短縮されるのです。 (東京地裁においては、弁護士が代理人であった場合に限り「即日面接」という手続きがあり、申し立てたその場で破産が決定します。 これで更に時間短縮なのです。) それでもなおこの金額の差が大きく感じられるのであれば、「本人訴訟支援業務」として司法書士へ依頼。 「報酬金額の差」と引き換えに課された「手続きの複雑さ」を、自分の行動力で埋めるということです。 これも確かに一考ではあると思います。

↑ PAGE TOP